滋賀県文学祭 受賞作品紹介! 俳句編
2012年06月20日
第62回滋賀県文学祭の作品を7月1日から募集します!
参考に、どのような作品が受賞しているのか、前回の受賞作品を紹介させていただきたいと思います。
まずは一番応募の多かった「俳句」からご紹介します。
<芸術文化祭賞>
●ふるさとの色となるまで梅を干す
選評 - 大きな笊に重ならないように一つずつ丁寧に並べていく梅の実。夏の土用の頃の日差しによって堅かった実は柔らかく紅の色も増してくる。その昔、母の梅干しは絶妙の味と色であった事を思い、ふるさとの景色と共に母が干していた梅の色が脳裏をよぎる。母の色に近づこうと梅に目を配る作者。毎年繰り返される景のなかで、ふるさとをくっきりと浮かび上がらせる作品となった。 -
一文から、ここまで読み取ることができるのですね!奥が深いです。
<特選>
●ポケットの無き身軽さよ夏燕
●脳の襞伸びて盛夏のどまんなか
●休耕の踏ん切りはまだ水温む
●枝豆や実のある話してをらず
●節電の講座に開く初扇
●欲しかりし書を得て燈下なほ親し
●夏休み昨日と違う朝が来る
●取れたての西瓜撫でもし叩きもし
●万緑を繋ぎ合わせて橋わたる
●すぐに蚊の叩けぬ麻痺の手の重し
●ハンガーに旅の暑さを吊しけり
●寝静まる生者へ死者へ盆の月
●大根引く大地の重み感じをり
●水槽の金魚の言い分泡ひとつ
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選評は、滋賀県文学祭作品集「滋賀文学」に掲載しています。
作品を応募していただいた方には、その年の「滋賀文学」をお届けしています。
「滋賀文学」は県内の図書館に設置されていますので、ぜひご覧ください!
第62回滋賀県文学祭(滋賀県芸術文化祭ページ内)/滋賀県文化振興事業団
参考に、どのような作品が受賞しているのか、前回の受賞作品を紹介させていただきたいと思います。
まずは一番応募の多かった「俳句」からご紹介します。
<芸術文化祭賞>
●ふるさとの色となるまで梅を干す
選評 - 大きな笊に重ならないように一つずつ丁寧に並べていく梅の実。夏の土用の頃の日差しによって堅かった実は柔らかく紅の色も増してくる。その昔、母の梅干しは絶妙の味と色であった事を思い、ふるさとの景色と共に母が干していた梅の色が脳裏をよぎる。母の色に近づこうと梅に目を配る作者。毎年繰り返される景のなかで、ふるさとをくっきりと浮かび上がらせる作品となった。 -
一文から、ここまで読み取ることができるのですね!奥が深いです。
<特選>
●ポケットの無き身軽さよ夏燕
●脳の襞伸びて盛夏のどまんなか
●休耕の踏ん切りはまだ水温む
●枝豆や実のある話してをらず
●節電の講座に開く初扇
●欲しかりし書を得て燈下なほ親し
●夏休み昨日と違う朝が来る
●取れたての西瓜撫でもし叩きもし
●万緑を繋ぎ合わせて橋わたる
●すぐに蚊の叩けぬ麻痺の手の重し
●ハンガーに旅の暑さを吊しけり
●寝静まる生者へ死者へ盆の月
●大根引く大地の重み感じをり
●水槽の金魚の言い分泡ひとつ
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選評は、滋賀県文学祭作品集「滋賀文学」に掲載しています。
作品を応募していただいた方には、その年の「滋賀文学」をお届けしています。
「滋賀文学」は県内の図書館に設置されていますので、ぜひご覧ください!
第62回滋賀県文学祭(滋賀県芸術文化祭ページ内)/滋賀県文化振興事業団
第63回文学祭の締切は8月31日です
ミシガン船上クルージングご招待! 8月11日(日)締め切り!
いよいよ明日12月20日から県展秀作展です!
第51回滋賀県写真展覧会の様子と表彰式
滋賀県写真展の入賞者決定!記者発表がありました
【本日締切!】ミシガン船上クルージングステージご招待!
ミシガン船上クルージングご招待! 8月11日(日)締め切り!
いよいよ明日12月20日から県展秀作展です!
第51回滋賀県写真展覧会の様子と表彰式
滋賀県写真展の入賞者決定!記者発表がありました
【本日締切!】ミシガン船上クルージングステージご招待!
Posted by 滋賀県文化振興事業団 at 17:04│Comments(0)
│滋賀県芸術文化祭
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