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<5> 琵琶湖八珍の食文化

2014年05月09日

 GW明け、職場で溜まった新聞開けていたら「琵琶湖八珍 独自の食文化」という見出しが目に飛び込んできた。これも文化、あれも文化を書く理事長ブログである。食文化―という言葉がいいな、いいなーと読み進んだ。読売新聞、5月8日付け朝刊で、滋賀地域版、子供読者向けの企画「探Qしが」である、~「琵琶湖八珍」って、知ってるかな?琵琶湖でとれる魚の代表的な8種類が選ばれ、昨年発表されたばかりなんだ~と書き始めている。

 紙面は8種類の魚の写真が載って、マンガイラストがあって、活字が大きくて、読みやすく、わかりやすく書いてある。実は…、今年3月23日、琵琶湖汽船ビアンカ船上で、この琵琶湖八珍誕生を記念する「琵琶湖を味わう湖上フォーラム」があって、この八珍なるものに舌を鳴らしてきた。それだけにこの記事を見て、あの時、あの味を思い出してだった。兎も角、何と何が、琵琶湖八珍なのか、紹介しておこう。

<5> 琵琶湖八珍の食文化
 まずはビワマスや。この日の読売新聞には炊き込みご飯の「アメノウオご飯」が知られているーと書いてあるけ<5> 琵琶湖八珍の食文化
ど、ビアンカ船上ではお造りで出た。味、トロミがあって、甘くて…、粋な味やった。二つ目は天麩羅にしたら最高のコアユ、食べやすい。三つ目は御存じ、ふなずしになる二ゴロブナ。塩漬け、お腹にお米入れて、発酵さして…、雌の卵のあるふなずし、美しく皿盛りして、船上で出た。近江の地酒と一緒、船とともにススム、ススム。

 5月9日付けの毎日新聞県版、〈修学旅行生にふなずし〉の見出し。どういうことかと読むと、びわこビジターズビューロー(旧県観光連盟)が県内を訪問する学校にふなずしを食べてみませんかー誘いをかけ、OKなら宿泊ホテルの食膳に無料で出すという。創業400年の老舗「喜多品」さんが、旅行生向けに臭みの少ない雄を使い、マヨネーズ醤油をつけて食べてもらうという試み。第1号は神奈川県大磯町の国府中学が味わったそうだ。湖国の食文化・ふなずしの味、大人になって、思い出して再びが狙いという。味のほど、どうだったか気になる。

 こんな調子で書いていたらきりがない。このあたりで、残り八珍中の五珍を一挙に並べると、④ハス⑤ホンモロコ⑥イサザ⑦ビワヨシノボリ⑧スジエビである。スジエビと言えば、エビマメを思い出すし、炭火で焼いて、プツプツと膨らんだところをしょうが醤油で食べるホンモロコ、これは高島今津の旅人宿「丁子屋」で冬に食べたが、美味いのなんの、まあ最高や。イサザはジュンジュンで…と聞いて、ジュンジュンってと思ったらすき焼きのことで、滋賀県人ならたいがい知っているとか。まあ、物事を知っていくのも、ジュンジュンか。いや失礼。理事長という肩書外して、歩いて見て書く個人ブログ「洋洋日記」を毎日駄洒落を入れて、投稿しているので、つい洒落てしまった。我がブログ宣伝兼ねて公私混同の脱線、申し訳ない。

 どうして琵琶湖八珍なのか、これからどうブランド展開していくのか。島根県の宍道湖七珍とはどう違って、珍の意味は何かなど、産みの親である安土城考古博物館(近江八幡市)のホームページに詳しい。琵琶湖ならではの食文化、季節ごとに味わって、美味いものは美味いの「食べて良し良し文化」ーといきたい。


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Posted by 滋賀県文化振興事業団 at 16:30│Comments(0)その他
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