【7月18日~29日】

2015年07月30日

〈7月21日(火)付け〉

 ◎…先週末の17日付け、中日新聞県版の希望が丘公園で羽化したハッチョウトンボの写真が大きく載った。紙面の真ん中3段、記事は横組み、よく目立つ。~世界最小の一円玉大…、竜王で飛び交う~の見出しが出て、記事の中で公園経営企画担当の柴原成人さんが「珍しいトンボなので静かに見守って欲しい」とコメントしている。ハッチョウトンボは本州の湿地帯に分布しているが、滋賀県内では生息地が限られているという。
 □…この記事掲載の前日16日夕、柴原さんから「この1カ月にTV局などから取材が集中しました」とメール報告があり、その一つが中日新聞大津支局・中村千春記者のハッチョウトンボの取材だった。記者の来園は15日で、青年の城近くのスイレン池へ案内したという。記事掲載後も「大きく載りました。羽化は8月一杯、成虫は10月下旬まで見られると紹介があり、来園者の少ない東ゲート、青年の城・文化ゾーン周辺の活性化につながれば~」と、再度の報告があった。

◇…事業団HPの6月アクセス結果、別表にして、平成27年度と平成26年度を比較した。訪問者は全施設では前年同月を上回ったが、PV数では下回った。元気室は今年度からの数字。昨年度は施設改修中の創造館の数字。担当小林さん調べ。


〈7月22日(水)付け〉

希望が丘 
 その1)グラウンド・ゴルフ月例7月の部(15日) 1部89名、2部77名。気温30度の中の大会。成績は1、2部とも男性より女性上位。参加者数は暑さもあってか、昨年を大きく下回った。10月に開催予定の前期チャンピオン大会とびわ湖カップ健康グラウンド・ゴルフ大会へ向けて案内も行い、今後も参加者確保に努めたい~と担当の八木さん。 

その2)青年の城玄関にプランターの鉢植え 夏休み入り、多くの来園者を迎えるに当たり、サルビア、マリーゴールド、ベゴニア、日々草等の花々を植える。花の癒し効果により、研修利用の皆様の心を和らげ、職員も余裕をもって、もてなしが出来るよう努めたい~と柴原さん。


〈7月23日(木)付け〉

◎…希望が丘から話題性のある明るい報告メールがあった。19日に野外活動センター利用の「キャンプカウンセラー同窓会」で、平成7年度から3年間、公園で頑張ってもらった皆さんらがお子さん含めて30人集まった。野外活動センターは当時と同じだが、同窓の皆さんはあれから20年経ち、39歳から41歳に。報告してきた柴原さんは、キャンプリーダーの組織づくりの提案が体験学習担当の運営会議で出ており、リーダーの前身と言えるキャンプカウンセラーのOB・OGの皆さんが今回こんな形で利用してもらったことは、良いきっかけであり、卒業したリーダーの所在を確認して、公園の周年事業として、キャンプカウンセラーを含めたOB・OG会が出来れば~と書く。


〈7月24日(金)付け〉

 ◎…小中学校、特別支援学校へ、アーティストを送りこみ、子どもたちにホンモノを感じてもらう「アートのじかん」のデモ授業が、長野県上田市交流文化芸術センタープロデューサーの小澤櫻作氏をアドバイザーに迎え、7月14日と22日、文産会館であった。小澤さんは世界的指揮者、小澤征爾さんの甥。地域創造ディレクターで、実家は大津市にあり、4年前に創造館が取り組んだ地域創造の音楽活性化事業でもお世話になっている。
 ◇…デモ授業には、音楽部門のアーティスト4グループ10人が参加、小澤さんからどのような授業が良いか、話を聞いた。担当は文産・田上さん、元気室・白崎さん。外部からも長浜市役所職員らも来館、ZTVからも取材があり、27日に放送予定という。担当の田上さんは「プログラムで意見交換を行いました。まだ課題はありますが、充実した内容を子どもたちにお届けできそうです。」と、初めて講師を迎えて実施したデモ授業の手ごたえについての報告が昨日、メールであった。
 ○…「アートのじかん」は音楽、日本舞踊、ダンス・演劇のジャンルがある。この7月から新規の学校からの申し込みを受け付けており、これまで実績があり、今年度も希望する学校は8月25日が受け付け、どちらも9月18日で締め切る。申し込みは新規校を優先し、継続校など多い場合は、最大30校までに絞り込み、10月から学校へ出かける。文化庁助成事業で、5年前から始めており、昨年度は県内の小中特別支援学校25校で実施した。


〈7月27日(月)付け〉

 □…25、26日と猛暑の土日イベントを担当した元気室の皆さんから報告が相次いだ。

 「はいだしょうこ・恵畑ゆうファミリーコンサート」(26日・草津クレアホール) 入場者数は、1回目379名、2回目221名で、合計600名。「ニューファミリーが多い南草津エリアで2回公演にしたが、1回なら満席でした。子ども達は、歌って踊って、お父さん、お母さんも、手を振り歌うなど、空席が目立つ客席でしたが、会場は大盛り上がりで観客に救われました。」と白崎さん。

 「演者養成講座シリーズ」朗読講座第1回(25日・みずほ文化センター) アートコラボ事業。講座は3月19日(土)までの全11回。講師は枝松こずえ氏、参加16名。「作者が伝えようとしていることを深く読み取り、自分の声で表現するドラマティック・リーディング。皆さん初回から情感豊かに読まれるので、後ろで聞いていて、思わず涙が出そうになり困りました。3月の発表会が楽しみです。」と小松谷さん。

 アートコラボ事業「あいしょう絵画展」作品搬入(26日・ハーティーセンター秦荘) 応募点数は昨年度と同数の75点。受付作品は大広間の和室にズラリ。県外からの応募もわりに多かった。当日は前年度応募の前市長、田島一成衆議院議員も立ち寄り、審査が楽しみ~と。審査は30日。この項、秋山さん報告。        


〈7月28日(火)付け〉

 県名を変えるべきか、どうか~県民アンケートの結果が出て「滋賀は滋賀で良い」が大多数だった。近江県、琵琶湖県などを圧倒、回答者1561人中、82・8%が今の滋賀県を支持した。かつて、滋賀の「滋」は車のナンバーでゲジゲジマークと言われたが、いまや、滋賀県出身の歌手・西川貴教さんが主催するイナズマロックのイナズマの「滋」、ピカピカと光っているとか。あとは、全国的に知られていない「滋賀」の認知力をどうあげるか。自然、歴史、文化、社寺、食…、智恵と工夫をもっともっと…。

 □…湖国のイベント情報紙「れいかる」9、10月版が今日、刷り上がって来た。表紙のイラストは、名月誘うススキとお月見団子。見ているだけで、秋や、秋…涼しい。いつもどおり、三つ折り4万部発行。フロントのおすすめ・ズームアップ情報は琵琶湖汽船ミシガンに無料乗船できる芸文祭オープニング、陶芸の森で開催の岡本太郎作展などで、中面も演劇、音楽など芸術の秋へ、県内のイベントを多彩に紹介している。担当は藤野さん。


〈7月29日(水)付け〉

 今朝の京都新聞、さすが、さすが。高校生の文化の祭典・びわこ総文開幕と、比叡山高校16年ぶりの甲子園が1面に載る。京都新聞同様、県紙意識の中日新聞は比叡山高校だけで、京都新聞が地元性、より色濃く出ている。昨日のびわこ総文の別刷り特集は読売、朝日、京都が発行、見比べて京都のタブロイド版が内容きめ細かく、一歩リードか。それにしても…、秋篠宮さまと次女佳子さまを迎えてのびわこ総文、びわ湖ホールの開会式すんでのパレード中止、これぞ無情の雨。もう一つ、それにしても…、佳子さまのご来県人気が凄い。昨日から今朝、テレビ各局は高校生と交歓する佳子さまを追いかけて、追いかけて…、おかげで、滋賀県の知名度まであがって。
 文産会館のびわこ総文は将棋と新聞部門。会館内の緑の広場では彦根東、彦根工、愛知、能登川の各高校と愛知高等養護学校の茶道部が茶席コーナー。生徒のみなさんは浴衣姿のおもてなし、お客さん多く~と小森副館長から報告あり。将棋は昨日から始まり、今日が決勝。新聞部門は県内取材、新聞づくり発表など1日まで。


  

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【7月8日~7月17日】

2015年07月17日

〈7月8日(水)付け〉
 文産会館 小森副館長から情報メールが相次いで届く。その一つは文産小劇場で開催する県民企画提案事業「セシリアシンガーズと一緒に『サウンド・オブ・ミュージック』」を主催するNPO法人・音楽の木 理事長の太田智子さんが2日、情報誌「えいじゃに」で、ライターの町田雅子さんの取材を受けたと。太田さんは「多くの方に音楽をもっと身近に感じていただき、日常生活がもっと 豊かになるといい」などと取材に答えていたという。次回「えいじゃに」は8月発行。どう載るか楽しみです~と小森副館長。写真は左が太田さん、右は取材する町田さん。


〈7月9日(木)付け〉
 朝、事業団役員室で今年度4回目の事業団あり方会議があった。司会は奥田巧さん。会議が午前9時から2時間。どんな内容だったか、主なところを報告する。
最初に各事業所の7月~8月の行事予定。文産は小森副館長報告、イベントホールの利用が多い。JAは川中美幸と森山良子コンサートの貸館、今月末は全国高校文化祭で、将棋と新聞大会があり、稼働率アップに手ごたえ。元気室の辻本さんは事業が目白押しです~と言う。創造館から移管の草津クレア支援事業、NHKの歌のお姉さん・はいだしょうこさんが出演するファミリーコンサートがあり、同じクレアで小松谷さん担当の「動き出す絵本」も8月8日から21日までロングランで開催する。人形劇、JAZZなどアートコラボ事業も相次ぐ。希望が丘は山中公園長代理報告。わんぱくとニンニンの長期キャンプ事業、加えて全国少年サッカーなど。いよいよ夏休み本番、みなさんの報告聞くだけで忙しい。

  4月から6月の第1四半期すんで、文産会館と希望が丘の2施設使用料収入は別表のとおり。毎月目標を達成して、好調である。文産会館の6月300万円台は平成19年度から実績で過去最高。希望が丘は3か月連続で実績も目標も大きく突破している。山中さんによると、青年の城利用は、京都、大阪、神戸など料金の高い県外利用が6月は78%にもなっているという。施設利用者数は3か月計で文産会館65,986人、前年度対比111.3%、希望が丘は282,942人で、目標どおり。


〈7月13日(月)付け〉

◎…先週はどういうわけか、種々会議が重なった。希望が丘利用者懇話会、近江歴史回廊大学運営委員会、事業団あり方会議、文化・経済フォーラム滋賀役員会、県芸術文化祭実行委員会である。どんな内容の会議だったか、週始めにざっとおさらいをすると。
 希望が丘利用者懇話会(6日)は平成27年度から2年間の新委員による初めての懇話会。委員8人中7人が出席した。内容は事業団あり方会議のおり、山中公園長代理から報告があったが、施設利用の立場から駐車場料金問題、施設トイレ対策などで、苦情めいた意見が多く出たという。県が勧める公園の将来ヴィジョンについては、県から報告があったと。

 県芸術文化祭実行委員会(8日・県教育会館)は今年度2回目の開催。参加事業について審査、承認を得た。参加事業は現時点では別表のとおり。前回の第1回実行委欠席だった大津市教育長の井上佳子さん、日野町教育長の今宿綾子さんが出席、会議の冒頭、挨拶があった。次期、第18回近江歴史回廊大学の講座内容を協議する運営委員会(6日・県厚生会館)は、成安造形大名誉教授・木村至宏氏を座長に5委員で開催。次回で4回目になる近江は道の国クラスは御代参街道と八風街道に決め、講師、コースなどを選ぶ。第1回以来の近江は戦国の道クラス、3回目の近江の神と仏と祈りクラスも、引き続き実施する。


 〈7月14日(火)付け〉
◎…希望が丘スポーツ交流の木村さん11日発信メール。「またまた、動物が出没しました。今回は、ハクビシンです。体育館を利用していた人からアライグマがでたと報告を受け、職員が体育館に出向いたところ、ハクビシンで、林誠三さんが活躍、捕獲に成功しました。」と。ハクビシンはスポーツ会館に2泊、昨日13日、野洲市が引き取ったという。いや、ほんと、どんな動物か出てくるか、びっくりですなあ。

 スポーツ交流・荒堀さんからは11日あった「第6回親子ふれあいサッカースクール」の報告。写真は前田さん。参加は23組49名。京都サンガF.C.育成・普及部コーチのサッカースクール。「暑さ本番、参加は少人数だったが、前半はスクール、後半は親対親、子ども対子ども、子ども対親の試合形式の対戦だった。内容は濃く、5段階評価アンケートの結果、ほとんどが5。満足してもらえた」と荒堀さん。


〈7月16日(木)付け〉

◇…拠点を持たない文化元気室は、草津市クレア支援事業もそうだが、県域へのアート活動支援プロジェクト事業が相次ぐ。以下は室長補佐・辻本報告から。

 守山市が主催する芸術体験事業「アーティストとの出会い」は8日、速野小学校でソプラノ歌手・伴真由子さん、ピアノ・松田みゆきさんによる「合唱指導」があった。対象は5年生全クラス160人、引き続き10月に2回、11月に1回実施する。昨年、守山小学校で実施、好評だったので、宮本市長ら市当局の思い入れもあり、今年は速野小学校での実施になった。次世代芸術文化センターが窓口で、辻本さんがアーティストの斡旋と舞台裏など全面的にサポートしている。

 県と次世代芸術文化センターの「美ココロパートナーシップ」の音楽プログラム、「ボディーパーカッション」は14日、老上小学校であった。対象は1年生223人。音楽に合わせ、手などを動かし、リズム感を覚える音楽授業。アーティスト育成事業として、大辻さん(ジャズドラマー)も研修参加した。これも次世代芸術文化センターの依頼により、元気室が支援している。

 
〈7月17日(金)付け〉

 ◎…はや週末、今日は文産・小森副館長から届いていたメール報告3件を一挙に掲載する。まず、10日にあった自主事業の「長栄座公演」(今秋開催)に出演する邦楽・邦舞専門集団しゅはりの邦舞メンバー4名の1回目の稽古について。演目は「御茶紀行」で、振り付けは花柳禄春奈さん。

~「禅寺坊さん眠気払い…」「信楽たぬき、近江茶処ぶんぶく茶釜で、たぬきぶくぶく…」などの歌詞にあわせて、楽しい所作で和やかな雰囲気のうちに稽古が進みました。長栄座公演は今年で5年目。この「御茶紀行」は、初めてしゅはりメンバーが振り付けから出演までやりきる。「ようやくここまできたな」とは担当の川島さんの率直な感想でした。~

 続く報告はイベントホールの貸館事業2件。「6月下旬から続いた高校文化祭も、長浜北、米原、長浜が終わり、明日(10日)の近江の演劇鑑賞会で一段落。文化祭は、打合せ、リハーサル、本番と準備に時間がかかり、大変ですが、舞台担当の川並さん、辻英さん、小野さんが朝早くから頑張りました。」

 看護師などの再就職希望者と、看護学校生徒の「看護職員就職説明会」は12日、彦根市民病院など県内6地域から46の施設が参加してあった。看護学校の生徒向けに国家試験対策の講座、ブランクのある資格者向けには、現在の電子カルテを学ぶコーナーも。「医療の高度化の中、就職活動はプレッシャーがかかると思いますが、一人でも多くと思いました。」
  

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【6月24日~7月7日】

2015年07月08日

〈6月24日(水)付け〉
 ◇…文産会館小劇場の県民企画提案「和く和く古典」(20日)の入場者も午前の部54人、期待した午後の部も80人で、目標200人に大きく届かなかった。企画と出演は日本舞踊音羽流の菊寿々さんら。担当した川島さんの所感は以下のとおり。
「1日2回公演という高いハードルを設定してしまい、予算の目標達成に届かず、計画の甘さを露呈した。ただ、企画自体は、着想がユニークで古典芸能に興味がない人にも意外性と新鮮さを感じさせる内容だった。普及啓発の事業は、アイデアを活かしていくと、面白い展開がみえてくるかもしれない」。


〈6月25日(木)付け〉
 ◎…希望が丘で新緑祭など大きな催しのおりに実施している「のびのびペインティング」がアウトドアスクール(体験活動指導)として、初めて公園外へ出た。公園のチラシやホームページで知った近江八幡市の馬淵学区子ども体験活動協議会から子どもたちにぜひ体験させてやりたいと依頼があり、20日朝、体験学習担当の田附さんが馬淵コミュニティセンターへ出かけ、駐車場で「のびのびペインティング」を実施した。
 参加したのは幼児から小学生36人と保護者、協議会役員さん、馬淵小学校教諭など総勢約60人。子供たちは色とりどりのチョークで、花や友達の顔を道路に描き、終わってモップで清掃も行い、のびのびとお絵かきを楽しんだという。田附さんは「協議会からは、子どもの生き生きとした姿に元気をもらい、企画は成功と感想がありました。ご要望があれば、これからも応えていきたいと思います」と。 ※ これぞ、公園オリジナルのアウトドアスクール。現、文産副館長の小森さんが公園在籍のおり企画して7年、こうした形で外から評価されるのは、嬉しい。


〈6月26日(金)付け〉
 ◎…第20回湖国を描く絵画展について、22日、びわこ文化公園内、夕照亭付近など2カ所に作品募集の看板を設置。作品募集の文字と、グランプリおよび日本遺産認定記念賞が目立つよう作成。広報はその他、施設への発送作業・雑誌やホームページの記事掲載などで、ほぼ毎日問い合わせが入る。「広報遅れで出品者の減少が不安ですが、前任の小松谷さんのお力を借りつつ努力したい」と、初担当の小林さん。


〈6月29日(月)付け〉
 湖国の表現展「動き出す絵本」(8月8日~21日・草津クレアホール)のチラシは8万5千部。絵本作家であり、メディアアート作家でもある「金澤麻由子の世界」へ誘う、見ている子供自身が絵の中に入って、ワクワクする展覧会。担当は小松谷さん。この土日、大津、草津など湖南地区の小学校、幼稚園へ、子供、園児の手に渡るようの発送作業。夏休み前、子供さんがお母さん、こんなん貰ってきた~と家にチラシを持って帰れば~と小松谷さん。


〈6月30日(火)付け〉
 ◎…週明けの昨日29日、浜大津の明日都5階で事業団職員全員を対象にした職員研修があった。全体研修は年2回開催しているが、職場外を会場にしたのは、少しオーバーだけど、事業団史上初めて。これまでは希望が丘か、今は草津クレアホールになった創造館か、現在解体中の滋賀会館か、ずうっ~と昔に文産会館でも開催していた。まあ、それだけ管理施設が減ったということでもある。参加職員数は63人。前回研修から嘱託職員も対象にしたこともあるが、文産会館の全員参加を含め、全職員の7割の出席率、これも史上最高か。


〈7月2日(木)付け〉
 季刊誌「湖国と文化」夏号(152号)が再び出来た。再び~と言うのは、表紙の題字がオレンジ色で、本来の赤でなく、中面も色ずれなどがあり、業者さんが、全3千冊、すべて刷り直す結果になったからだ。先月30日ぎりぎり、2度目の納品があって、書店には業者さんから直接配本、その他文化施設、定期購読者には今日明日中には~という。事務局担当者の発送作業などせわしいが、植田編集長企画の内容は今月号も面白く、ますます円熟味を増している。
 ちょっと紹介すると、以前にもラフ段階で報告したが、まずは表紙写真がいい。高島の知内川を遡上するアユがピチピチ跳ねて、数えると、7尾も写っている。夏号らしい涼感がある。撮影は元読売カメラマンの大久保勝利さん。現在週2回発行のしが県民情報で、金曜発行「四季彩々」の写真を担当している。特集は近江八幡の水郷、湖北の菅浦、高島の海津浜など取り上げた「水辺の景観」。植田編集長が取材、執筆中にこの水辺取材の大部分が、文化庁の日本遺産に認定された。偶然と言えば偶然だけど、先見の明ありである。
 特集執筆陣も多彩。本記の県教委文化財保護課の木戸雅寿さんはじめ、長浜城歴史博物館長の太田浩司さん、近江歴史回廊大学など湖西絡みでは何時もお世話になる高島市文化財課の山本晃子さんら現場を知り尽くした皆さんが健筆をふるっている。企画以来、何度となく水辺に足を運んだ植田編集長も全体を書いて締めている。毎号、一つは出る新連載は「名画で見る近江の四季」で、第1回は東近江市出身の洋画家・野口謙蔵さんが描いた梅干=写真=。執筆は滋賀近美学芸員の平田健生さん。中面のカラーグラビア欄で掲載する。毎号、どんな名画が登場するか、楽しみである。
 安土城考古博物館の髙木叙子さんの連載〈天下人「信長」の実像〉は7回目に入り、本能寺の変の真実を書く。光秀はなぜ?のナゾにせまり、諸説あるなか、高木さんなりの結論を出している。これはまず読んでもらってからかな。三上山写真と研究では第一人者の八田正文さんは談話室で、三上山を撮った一枚の写真から地球はなるほど丸い~とお遊びコラムを書く。さて、早くも気になる次回の秋号(153号)、植田編集長は近江の古戦場をテーマに、既に取材を始めている。


 〈7月3日(金)付け〉

 今年の県展審査員が別表の通り決まった。審査員は平面、立体、工芸、書の4部門14人で、7人が新しい委員。平面は日本画の大野俊明さん、岡村倫行さんら名前の知れた大家が並ぶ。工芸では前県陶芸の森館長だった河原正彦さん、立体では前々回まで平面審査員だった元京都新聞美術記者で、太田垣實さんの名前も。書は3人再任。県展は元気室・小松谷さん担当。





 〈7月6日(月)付け〉
 えっ!希望が丘公園にアライグマが出たあ~。先週2日3日と連休もらい、週明けの今日、デスクのパソコンを開けると、希望が丘スポーツ施設担当の木村さんからアライグマ出没のメール情報が届いていたので、電話をかけ、詳細を聞いた。
 アライグマ発見は3日朝のことで、午前8時半ごろ、公園散歩の方からテニスコート付近で目撃したという連絡があり、職員が確認に行くと、グラウンド・ゴルフ場の木に3匹も登っていた。大きさは30センチ位で、捕獲を考えて、八木さんが野洲市の担当課などへ電話したところ、捕獲道具や檻は貸与するが、狩猟免許や申請書がいることがわかった。そんなやり取りしているうち、アライグマは目撃から1時間後にはどこかへ姿を消したという。最近、野洲市内での出没情報は知っていたが、まさか公園に3匹も出るとは、驚いている。公園ではサルが今日、球技場に出たほか、野球場などでも目撃されており、青年の城では去年、鹿が出て、芝生荒らしで頭の痛いイノシシは再三であり、なんか「動物公園」みたいですと。


〈7月7日(火)付け〉
 ◎…希望が丘は自然を生かす事業展開、様々にある。「きぼっこ体験事業」もその一つ。先月28日は初夏のいきものさがしをテーマに~「第2回ちびっこファミリー自然とあそぼう」があった。参加した小学校低学年の児童ら9家族29名は、園内の小川で、魚、カエル、貝、ザリガニ、林の中ではカミキリムシ、バッタ、クモなどを見つけ、採集したあとは観察して、元の場所へ。「(こういう機会がないと)川に近づくことが…」「これから外へ出たおり、色々な生き物を探したい」などの声があり、自然への興味を深めてもらった―と担当の田附さん。 ※ 自然一杯の公園ならでは事業。写真で雰囲気が即わかるいい事業。

  

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