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【10月25日(火)~11月21日(月)】

2016年11月24日

<10月25日(火)付け>

第41回JPS展グランプリ、準グランプリのお二人 ◎…滋賀の女性写真作家さん二人、ちょっと凄いことになっている。日本写真家協会が主催する公募展、今年6月の第41回JPS展で、滋賀県草津市の土肥美帆さん(44)がグランプリ、同じく草津市の常石由美子さん(66)が準グランプリに輝いた。プロ写真家への登竜門と言われる公募展で、今回は一般の部に1882人、6416枚の応募。この中で、1位と2位が、滋賀県、それも草津市在住の女性二人とは、稀有の驚きである。この23日、滋賀近美で、県芸術文化祭の第55回写真展の表彰式、、土肥さんが芸文祭賞=写真左=、常石さん=同右=は2点入選だった。表彰式前、県写真連盟の役員さんと雑談中にお二人の快挙を知り、挨拶で披露した。
『LIFE』(土肥美帆さん)『生気躍動』(常石由美子さん) 協会のホームページを開くと、賞状を持つ喜びのお二人の写真が載っていた。土肥さんのグランプリ作品は、北海道小樽の港に暮らす野良猫の姿を捉えた4枚組で、タイトルは「LIFE」。土肥さんは小樽市出身で、警戒心が解けるまで何度も港に通い、粘り強くカメラを構えたという。常石さんの作品は、ごろんと横になった馬の写真で、題は「生気躍動」。馬は、次男の勝義さん(39)の愛馬。日本中央競馬会の騎手だった勝義さんは、落馬事故で引退し、今は2020年の東京パラリンピックの障害者馬術競技を目指しており、勝義さんの練習に役立つよう騎乗ぶり撮影でカメラを始めたという。以上、ネット検索から掲載。お二人ともお見事!。


<10月27日(木)付け>

 ◎…今日の日誌はいい話を書く。一つはトヨタカローラ滋賀が「希望が丘みらい基金」に50万円寄託の報告。公園で大停電のあった翌日10月10日に公園スポーツゾーン一帯で、カローラフェスタ開催、会場使用料のお礼を含めての寄託。当日は1台500円の駐車場に沢山利用もあり、公園としては、ありがたいイベントになった。
もう一つのいい話は、8年目に入った事業団エコアクション21の更新審査の結果通知。審査人の今村忠彦さんから担当の奈知さんに「中央事務局から問題ないと判断されました」とメール連絡。メールでは尚書きで「環境経営システムは順調に実施、運用されていて、改善状況も優れている。事業団の取組みを高く評価します」と。文産会館、希望が丘の環境施策に感謝。


<11月1日(火)付け>

『文産ファミリーコンサート~赤ちゃんといっしょ~』  文産の野崎さん。28日の「ファミリーコンサート~赤ちゃんといっしょ~」1回目終了の報告。大人77人、乳幼児77人。昨年に続いて、声楽家・髙木充江さん企画・制作の県民企画提案事業。練習室にマット、大人の膝の上で、うたを聞いて、手あそびをして、歌うコンサート。「発売2週間ほどで80枚のチケット完売。去年のお客様多くと思いきや、初めてが多数。今回は髙木さん指導の<五個荘れいめいコール>が加わり、季節の童謡や唱歌のほかに宮崎アニメのジブリのうたも。子ども・大人ともに楽しめるプログラムになりました。」と。次回は12月20日。

『歴史と伝統に触れるコンサート』 文化元気室は白崎さんが10月に2回開催した「歴史と伝統に触れるコンサート」終了報告。入場者は15日(土)史跡草津本陣50人、30日(日)東海道伝馬館80人。「日本の伝統的な建物内で民謡と声楽を同時に楽しむ贅沢なプログラム。会場は溢れんばかり。民謡では一緒に歌い、声楽では胸に響く音色に聴き入り、持ち味が存分に。草津本陣では学芸員の解説、伝馬館では土山紅茶のおもてなしなど、両会場ともコンサートを盛り上げる演出、お世話になった。」と。


<11月2日(水)付け>

新生「長栄座」開幕 明日3日は文化の日、文産会館は新生長栄座のこけら落し。これまで5年間、イベントホール内に特設の長栄座を一新、新しくつくり変えて、3日の開幕事業「お好み演芸会」から地唄の人間国宝らが登場する13日の「家元の芸」まで、計6公演を行う。

新生「長栄座」座席 新生長栄座は前文産館長で、調査役の奥田さんの設計。これまでの長栄座は芝居小屋らしく升席を中心に椅子席を併用してきたが、新しい長栄座は椅子席をメーンに据える。客席数は481席。花道の奥の奥に少し桟敷席、これまで1か所だった車いす専用スロープは2か所設けた。建て込みは奥田さん陣頭指揮、休館日の31日から始まり、昨日夕方までに、新しく購入した紫色の椅子席を並べて、完成した。


<11月4日(金)付け>

『美の糸口-アートにどぼん!2016』 昨日の文化の日も良く晴れ、様々な県内イベントは盛り上がった。希望が丘はちびっこ健康マラソン、ラグビー祭に3000人、駐車場はパンク状態。滋賀近美、美の糸口・アートにどぼんは昨年超えの2600人、文産会館の新生長栄座こけら落としのお好み演芸会もキッズの踊りとお箏が花を添え、300人…、事業団関わるイベントもフィーバーした。スポーツの秋、文化・芸術の秋は、明日も明後日も。希望が丘の明日は第18回健康グラウンド・ゴルフ大会、県内外430人の選手を迎える。文産の長栄座第2幕は三味線の吉田兄弟、券売は462枚、初の満席、嬉しや、嬉しや。


<11月7日(月)付け>

『第18回びわ湖カップ健康グラウンド・ゴルフ大会』①『第18回びわ湖カップ健康グラウンド・ゴルフ大会』② 希望が丘の第18回びわ湖カップ健康グラウンド・ゴルフ大会は5日あり、こんなに気持ちよく晴れたのは初めて~というほどの快晴。参加は県内と県外参加が半々、過去2回を上回る414人。今年から2日間を1日大会とし、芝生ランドも使わず、公園自慢の常設コースで開催した。開閉会式は屋内テニスコート。参加者年齢は平均70歳以上。県GG協会の木村会長は「ここへ出て来て、プレーしようという気持ちが一番、それが健康につながる」と話す。

 担当した柴原さんは「全体で253ものホールインワンが出ました。実力者が多く参加してもらった結果であり、レベルの高い大会でした。タイトなスケジュールでしたが、予定どおり進行、トラブルもなく、無事に終了できました」と。大会運営は開会宣言の中村公園長はじめ、山中公園長代理、木村スポーツディレクターなど職員挙げて頑張る。屋外テニスコートに恒例の豚汁サービスも。


<11月8日(火)付け>

一輪車10台寄贈 希望が丘から嬉しい便り。スポーツ交流ディレクターの木村さんから県体育施設協会通じ、日本宝くじ協会に申し入れていた一輪車10台の寄贈があった~と。16インチ4台と20インチ6台で、15万円相当という。格技室の壁につるして、保管しており、キッズフェスティバルなどで一輪車体験コーナを設け、活用していきたいと、木村さん。


<11月11日(金)付け>

第66回滋賀県文学祭 出品者年齢表第66回滋賀県文学祭 今年の第46回県芸術文化祭、第66回県文学祭の詩部門で、22歳の女性が県芸術文化祭賞に選ばれた。ペンネームで東近江市の榊慧(さかき・さとし)さん。今年の応募件数は10部門854点で、榊さんは最年少入賞、しかもトップの芸文祭賞。担当の田邉さんに聞くと、初応募というから驚く。応募者の年齢は別表の通りで、60歳以上が779人で、全体の91%を占めている。進む高齢化に県文学会では、青少年部門創設について、県へ打診している。その中で、22歳の芸文祭賞は希望の星である。

 榊さんの芸文祭賞作品は、どんなだったか。題は「散って野」。原稿用紙2枚、短く改行、改行で綴ってある。書き出し部分を紹介すると。

 「車窓より」
つばめが飛んでいる
枯れた木の上
家がすき間をうめるように
直角平行の、
この時期の田んぼ
私が死んでも。

第66回滋賀県文学祭 部門委員会 県文学会長の岡本会長は「この詩は意味理解より、感じることか」と話す。詩部門選考評では「読者の感性を震わせる衝迫力がある」と。審査結果の発表=写真左=は7日、県庁であり、今日までに京都、中日、毎日、滋賀報知に載った。詩部門は41人から66篇の応募があり、榊さんは2点応募のうち、この1点が受賞になった。表彰式は23日、近江八幡市の県男女共同参画センターである。 


<11月15日(火)付け>

『切り絵作家早川鉄平と角笛シルエット劇場』②『切り絵作家早川鉄平と角笛シルエット劇場』①『切り絵作家早川鉄平と角笛シルエット劇場』④『切り絵作家早川鉄平と角笛シルエット劇場』③ 希望が丘公園は13日、開園45周年記念の「切り絵作家早川鉄平と角笛シルエット劇場」公演があった。45周年事業では早川鉄平さんの切り絵動物が春夏秋冬、公園内に様々に登場する。夏は野外キャンプ場に恐竜が出て、秋はカエデの森に里山の動物たち。昨年までの分を含め、もう100体以上とか。青年の城大ホールで、13日は子供たち招待の「角笛シルエット劇場」の開催。午後4時半開演、313人の盛況。担当の市橋さんは「子どもさんのキラキラ輝いている目を見て、成功を確認しました。」と。創設から50年以上という角笛劇団、県内でもかつては滋賀会館で毎年のように開催しており、山中公園長代理ら職員も劇団をよく知っているという。父兄からは「公園でもこのような催しをなさるんですね。」「また、お願いします。」の声も。

 奥さんと2歳の娘さん連れて、伊吹から来園の早川さん、開園に先立って「楽しんでね」と挨拶した。最初のきつね親子の話では、早川さんの熊と鹿が影絵=写真下、右=で出てきた。中村公園長以下18名で対応、広報や募集、当日の即応性ある行動など、スムーズに運んだと市橋さん報告。


<11月16日(水)付け>

 こけら落しから千秋楽まで2週間6公演、文産会館の新生長栄座の総括はどうか、報告がほしいなあ~と思っていたところ、昨夕、辻本制作統括から別表の観客集計結果が届いた。まずは辻本報告。「今までになく多くの来場者があったように思う。吉田兄弟は完売したが、これだけに特別広報に力を入れたわけではなく、広報は十分できていたことが証明された。改めて本意とする古典事業の集客が課題とわかった」と。

長栄座等 入場者数表 中西館長は250席が目安と言っていたが、別表を見ると、大衆芸能の前期は合格ライン。後期の古典芸能は、始まりの県民提案の能楽鑑賞は、平日開催で苦しんだ。12日の祈願・歓喜は、担当の林さんから以下のような報告。「稽古期間も短く、集客も不安だったが、200人を超えることができた。2部の邦楽ミュージカルは好評で、再演の要望も出た。出演者から▽ある意味で新しい淡海文化の創造?▽前原プロデュースに感謝~などの感想があり、来場者からは近江の麻を使った衣装が綺麗だった~の声があった。

 千秋楽の13日は川島さん担当。「地唄の人間国宝など4人の家元の芸を披露することができた。滋賀県出身の出演者が一人もいない企画勝負のプロデュース公演。家元およびご子息の芸にかける渾身の気迫を感じる一期一会の貴重な機会であったと思う」と。最後は若柳流の若柳吉蔵、亮太親子を中心とする連獅子。ハイライトの赤と白の獅子髪振りは迫力満点。入場料3千円、これが東京で公演なら8千円が相場とか。客席に京都から観客、着物姿が目立った。


<11月18日(金)付け>

◎…はや週末、溜まった机回りの報告資料から以下、アトランダムに書く。今年度の第55回写真展を担当した元気室の井本さんからはアンケート集計。来場者は6日間で昨年より31人増の1258人。アンケート回収率は28.3%。意見の中では▽昨年同様、会場が暗い▽デジタル加工作品はどうかと思う~などと。文産からは新生長栄座の建て込みを請け負った京都舞台美術製作所から夢キラリ文化基金に3万円振り込みがあった~と申し込み書の写し。

 総務奥田さんからは4日にあった県総務課の立入検査の報告。3年前の検査からどう変わったか、事業内容はどうか、理事会・評議員会は?県仕様のチェックリストで質問があり、最後に以下の講評があった~と。
▽基金募集など、公益法人ならではの取り組みが出来ている▽役員の欠格事項の確認書は、再選、改選あれば、全員から取ってもらいたい▽全般に公益認定基準に準拠、しっかりした法人運営が出来ている。改善をお願いすることはなし。


<11月21日(月)付け>

 週明け、溜まった新聞を捲って、19日付け中日新聞県版に「三日月知事が国民文化祭の誘致を検討」という記事を見つけた。県議会のチーム滋賀との政策協議会で、議員から提案を受け、答えたという。文化・経済フォーラム滋賀がかねて提案、やっと県が前向きに~という思いで読んだ。今年愛知であった国民文化祭は、来年は奈良開催、4年後の宮崎まで内定している。滋賀開催へ、これからどういう展開になるか、気にかかる。事業団は平成18年度以来、国文祭開催の場合、核になる県芸術文化祭事務局を預かる。



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Posted by 滋賀県文化振興事業団 at 09:39│Comments(0)その他
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