長栄座に思いを馳せて(金丸座)
先日、個人旅行で現存する日本最古の芝居小屋、香川県琴平町の金丸座を見学してきました。
金比羅さんの本宮までの階段は785段。途中で何回か休憩を挟んで登り切りました。
これで2回目。今回は残念ながら曇り空、景色はかすんで展望はいまいち。でも、爽快感はいつもと同じ。どこの高校でしょうか。この階段の往復が体育の授業?
階段を下りる途中で横道へそれると旧金比羅大芝居小屋(金丸座)があります。
その昔、年3回の金比羅大権現の日にその都度開かれた芝居小屋ですが、設置費がもったいないので、天保6年に常設の芝居小屋として建てられたそうです。
昭和51年に現在の位置に移築復元されました(国指定重要文化財)。
入口は鼠木戸と呼ばれる頭を下げて入るくらいの小さな木戸です。
中に入ると昔ながらの芝居小屋が目に飛び込んできます。花道、回り舞台、かけすじ、ブドウ棚などの設備が昔の雰囲気を伝えています。2階桟敷もあり、こぢんまりとまとまった芝居小屋でした。
地下の奈落では、人力で動かす回り舞台装置も見ることができました。
金丸座の再建、守り立てには地元の人々、ボランティア、役者の方々が貢献されたようです。
長栄座・陽春公演のお知らせはこちら
http://www.shiga-bunshin.or.jp/bunsan/event/3359.html
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